稼働中

嫁のひと言 第34言 あみだくじを引け

あみだくじを引け

今年もいろいろと税金が来ました。無収入でも税金があります。とりあえずは自動車税、固定資産税が来ました。軽自動車は苦にならない額です。そのうえ、嫁さんの誕生日もあります。お祝いが必要です。

ヤフオクでなんとなく見てたら気に入ったので鋳鉄のフライパンとステンレス製のパスタ鍋を自分用に買いました。両方ともドイツ製です。パスタ鍋はややレトロ感があります。検索して見ましたが同じ物は見つかりませんでした。鋳鉄のフライパンはデザインが気に入りました。ドイツの販売サイトでは売り切れでした。無駄使いと言っても過言ではないです。

先ずパスタ鍋が届きました。パスタ用にしては大きい寸胴です。古いようですが状態はかなり綺麗でした。興味津々で嫁さんが見に来ました。とりあえずスルー気味でした。数日後にお気に入りの鋳鉄のフライパンが届きました。鉄の中古のフライパンなのでやや油感がありました。それでも十分実用できるおしゃれなフライパンだと思いました。鋳鉄の蓋付きです。鋳鉄でかなりずっしり重いです。

夕食になりました。嫁さんがパスタ鍋、フライパンを使いたいと言いました。欲しいようです。実際の落札額は合算すると1万6千円くらいです。誕生日のお祝いにあげても良いけど、その分ちょっと苦しいので毎年より1万円下げて、とお願いしました。かなり抵抗がありましたが、渋々了解してくれました。

そんなにお小遣いがないのか?と聞かれて、「小遣いはあまりない、大丈夫だ」と言いました。そうすると嫁さんは夕飯を食べながら、しばらく何かを考えていました。

夕食後、洗い物が終わった後、メモ用紙にあみだくじを書いて持ってきました。
「あみだくじを引け」と言います。何かよくわかりません。まあ言われるままに引きました。自分で見ろと言うのであみだを辿って見ました。「今、5月1日、12月」の三択でした。結果は「今」になりました。しかし、意味が分かりません。

ポイントカードを渡されました。
「小遣いが無いのだろう、ここに4万円くらいポイントが入っているのであげる」と言うのです。
なんで?
「今年、お前は還暦だから。還暦祝いをあみだの結果、今あげることにした。私にはあげる現金がないので貯めたポイントをあげる」と言ってました。ありがたいことです。

「還暦のお祝いは要らないから、自分で使えば」と言ってポイントカードは戻しておきました。ちょっと嬉しかった話です。