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介護離職への道(61)高額介護サービス費給付

高額介護費給付

先日、実家に行くと「高額介護サービス費給付のお知らせ」なる書面が届いてました。
給付?・・・
現在の負担金が15,510円と記載されてます。申請をすれば510円が戻って来るようです。
どうも月額15,000円を超えた分が戻って来るようです。一度、申請すればあとは継続されるようです。
高額医療の還付金みたいな感じでしょうか?

しかし、ばあさんは現在89才です。こんな要介護者に申請書を送り付けて来るだけです。
窓口で申請するなら
①15,510円が記載された領収書の原本
②印鑑
③振込先の通帳
④介護保険被保険証
⑤マイナンバー
⑥身分証明書–運転免許証orマイナンバーカード、介護保険被保険証と健康保険証or年金手帳
を持って申請に来てください。とあります。
介護施設などに行っているから介護サービス費が高額になっている。
その人に「窓口で申請」って言うのは、常識を外れた要求のような気がします。
90才近い人で申請に行ける人は何パーセントいるのでしょう?
認知症の独居者なら絶対に無理でしょう。
役所は自力で申請できると考えているのでしょうか?

郵送で申請なら
①申請書
②15,510円が記載された領収書の原本
③介護保険被保険証のコピー
こちらも、要介護者が単独で返信できるとは思えません。コピーすらできないでしょう。

役所はコロナ給付金で学習してないのかと思ってしまいます。相変わらずの申請主義です。
申請の有無で損得が生じることに問題があると思うのです。
税金を徴収する方は年金から自動的に引落するシステムになっているのに。

役所は現在の負担金が15,510円と記載した書面を送って来てます。
この時点で領収書の原本は不要な気がします。
コロナ給付金で口座は分かっているハズです。
水道料金の引き落とし口座なら通帳のコピーは不要だったような記憶があります。
水道料金は毎月引き落としされるので役所も口座の有無が確認できます。
従って、申請書の要件は振込口座の確認だけの書面で十分な気がします。

これならチェックだけなので、ギリギリ要介護者でも記入できるかも知れないです。
90才にもなればチェックすら無理な人が実際には多いでしょう。

一番、良いのは申請なしです。
給付金を振込した通知だけで十分な気もします。
水道料金の引き落とし口座などあれば自動的に振込、給付額だけを通知すれば損する人はいなくなるでしょう。
後期高齢者や生活弱者に対して、役所のやり方がプッシュ型にならないものでしょうか?
自動的にやろうと思えばできそうに思います。
ちょっと考えればわかるように思うのだけど。

現状のマイナ保険証(マイナンバーカード)はあまりメリットを感じられません。
馬鹿げたポイントのバラマキなど不要です。
医療履歴より役所への申請が不要になる、自動処理される方が非常に便利で良いと思います。
遺産相続なども住民票、戸籍謄本、印鑑証明書...
マイナンバーカード1枚あれば役所関連の書類が不要になるなら皆がマイナンバーカードを進んで作るでしょう。

マイナンバーカードの真の有効活用で高齢者も楽になれば良いと思います。