介護離職への道(42)ハローワーク
ハローワーク
とりあえず転居したので、実家に婆さん(母親)の様子を見に行きました。元気なようで安心しました。嫁さんと仏壇に手を合わせました。退職、引越し手続きで、残念ながら親父の一周忌に少し間に合いませんでした。2週間程です。引越しの準備でバタバタしていたし、費用面でも厳しいので。さすがに一周忌のためだけには帰って来れませんでした。既に無収入です。
母親が親戚も高齢過で難儀を掛けるので連絡無しで良いと言い出したようです。弟と母親の寂しい一回忌だったと思います。
市役所で転入届、住民票、印鑑証明、マイナンバーカードなど手続きを行い、翌日に運転免許証の住所変更をしました。免許証を変更して無ければいろいろ不便です。市役所でも未だに身分証明はマイナンバーカードより運転免許証が優位です。郵貯、他銀行、クレジットカードも住所変更しました。
次はハローワークです。母親の状態は酷くは進んで無いと思いました。しかし、通院もあるため、もうしばらく様子を見ないと分からないです。私も帰省したばかりです。落ち着かないので好条件でなければ1年くらいは休みたいと考えていました。
転職歴が何度かあります。今までは就職先が決まってからの退社、転職でした。ハローワークに行くのは初めてです。今回は、求職以上に雇用保険の受給がメインです。しかし、求職の意思表示が必要です。そうでないと受給できません。
ハローワーク、初日に状況を話しました。転居前の居住地のハローワークでの予備知識もあり要支援2の母親の介護もあり退職したと説明しました。要介護証明書(医者に書いてもらう)と申立書を出せば給付制限が無く、雇用保険の受給が可能かも知れないとの話でした。
別の日に、その申立書に記載する必須事項があれば教えてもらえないか、と問合せに行きました。若い奴が退職理由にイチャモンを付けて来ました。要するに母親の介護に文句を言いたいようです。要介護証明書を見せろ的な横柄な言い方です。「医者が書いたもので変更する要素が無いので見せる必要は無い」と答えたら不備があれば再度、診断書が要ると言い出しました。診断書に2500円、戸籍抄本に450円も負担しているのに。給付の可否を決めるのは我だと偉そうな態度に腹が立ちました。
個人的には、先に書いたように仕事的には好条件でなければ1年くらいは休みたいと考えているので、給付制限が付いても何ら問題ないのです。当面の生活するお金にも困ってません。半減しましたが退職金もあります。3か月間の給付制限の有無はどうでも良いのです。
申立書は所長まで上がるそうです。あの若い奴の対応に気分を害しました。あの担当者の名前、その応対の仕方を記した添付書面を作成しました。要旨は以下です。
応対者は横柄な物言いで、私の退職理由に疑義を挟んだ。しかしながら、『会社に出した退職願には「昨年2月に父親が亡くなり、要支援2の母親を介護するため」とある。その退職願を会社が受理している。したがって、会社は「母親の介護」を理由として退職を認めたと解釈している』と。その添付書面、退職願のコピー、申立書、要介護証明書等と一緒に提出しました。※念のため会社に出した退職願のコピーを残しておいて良かったです。
審査の結果は給付制限無しとなりました。
私の調べた範囲では、要支援2の介護理由では給付制限があっても不思議ではありません。あの添付書面が効いたんじゃないかと思います。個人的には給付制限の有無はどちらでも良いのです。むしろ、状況的には給付制限有の方がゆっくり出来たかも知れません。
雇用保険を20年以上払っているので給付日数150日でした。約5カ月間です。良く分かりませんが、7日×4の28日単位で給付されるようです。失業の認定日の分かる?型?曜日のカレンダーを示されます。第?週?曜日ではありません。28日単位のズレたカレンダーです。その認定日を含めて2日、求職活動が必要です。実質、28日に最低1回は求職活動が必要です。認定日は基本的に求職活動などの状況報告、就職相談が主です。
先ず、認定日に行われる就職相談の印象です。雑談に近いかも知れません。ペーパーだけの資格ですが「電気主任技術者3種」を持ってます。実務経験がないので価値、意味のない資格です。しかし、実務経験を得るにはその業種で何かしないと始まりません。3種を持っていれば、電気工事士の資格は実技だけで取得出来たと思います。試しに、実務経験はないが「電気主任技術者3種」を持っているので、その関連で何か求人ありますか?と聞いて見ました。しかし、「電気主任技術者3種」の資格が何か分からないようでした。ハローワークの就職相談者は知らないみたいです。
別の認定日に違う就職相談者に聞いて見ました。「電気主任技術者3種があるので、電気工事士の資格を取得するために実技を習うようなセミナーとか工業高校とかで研修はやってませんか?」キョトンとしてました。どういう基準で就職相談をやっているのか不明です。
ハローワークの就職相談者は世の中の国家試験の資格全般はある程度は認識していると思ってました。偶然、当たった相談者が知らなかっただけかも知れません。
真剣に仕事を探す場合は自分で探すしかないと思いました。その求人がハローワーク掲載ならば、ハローワークに紹介を頼めば良いと思いました。結局、5カ月間。認定日の就職相談は全て雑談で終わりました。
次に、求職活動です。研修も良いかと思いましたが、場所が遠いので止めました。結局、当たり障りのない就職支援セミナーで済ませました。就職支援セミナーの資料には、「一般社団法人 日本産業カウンセラー協会四国支部」と記載があります。少し調べて見ると「産業カウンセラー養成講座」、「国家資格キャリアコンサルタント養成講習」なるものがあります。
「産業カウンセラー養成講座」は、受講料:297,000円 (教材費、消費税10%を含む)とありました。養成講座を修了すると産業カウンセラー試験の受験資格が得られるそうです。受講料はべらぼうに高いです。とても、受講してみようかとすら思えない金額です。厚生労働省につながる社団法人なのでしょう。
就職支援セミナーの資料は①就職準備、自己分析・理解・表現、話し方②面接対策、マナー③応募書類対策(履歴書、職務経歴書の書き方)各項で講義と演習があります。演習は午後が多いので講義だけにしました。
何度か人材センター経由で転職しているので①②③の講義で得るところはあまり無かったように思います。建前論がほどんどでした。今どき履歴書など手書きも無いと思います。唯一、①の冊子の最後部にあった「就職興味チックリスト」にチェックを入れてチェック数をカウントし、6種類の中からどの仕事タイプに合うか判別する、が興味深かったです。
私の場合、チェック数が多かったのは、順番に技術者(6)、実業家(6)、研究者(5)、芸術家(5)、奉仕者(1)、事務員(1)でした。過去の仕事はずっと技術・開発系でしたので、なるほど、良き仕事人生だったのかと思いました。得るものは、これくらいでした。
※メモ
ハローワークの講習です。若い人ならこの機会に何か仕事に繋がる実習、講義を受ければ良いと思います。無料ではなさそうですが格安なのは間違いないです。WEBデザイナーみたいなのもあったような気がします。パソコンは必須に近い世の中なので不得手の人は受講した方が良いと思います。私的に家で使うこともあると思います。Hello World!です。ハローワークの利点は役所関連の求人があることが大きいと思います。