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介護離職への道(38)退職前後の手続き

退職前後の手続き

我が家の売却が決まり、2月末には移動と言う予定になりました。余裕が無くなって来ました。新年早々に退職の旨を会社に届けました。既に介護休暇などを取っていたので、揉めることもありませんでした。退職届および誓約書の書面に記入、提出だけで事は進みました。本社の人事部まで呼び出しされるかと思いましたが、事情はわかっているので、すんなり受理されました。57才と数カ月で退職する予定になりました。過去の転職時と比べて非常に事務的で寂しい感じはありました。

当時は、まだ、やりたい、やり残したこともありましたが仕方ないです。現在は特に悔いも無いです。不眠、ストレスも減ったと思います。不器用なので複数に打ち込むことも出来ない性格です。会社勤めの頃に出来なかったことを現在はやってます。

鬱陶しいと思ったのは、退職の前日だったと思います。普段、話す事もない上役が親切そうに寄って来ていろいろ聞きに来ました。高い給料を貰っているのに何もしない感じで手を汚さない、正直嫌いな部類の人でした。
こちらは既に仕事の整理中でした。暇だったので話に付き合いました。転職先がどうなのかを聞きたいだけなのでしょう。適当に雑談話をして往なして於きました。

実際に少なくても当面は無職です。このまま完全リタイヤもあり得ます。何を聞きたいのか?この上役は見下げ果てた人でした。親父が亡くなりいろいろ悩んで決めたことなのです。はっきり言ってムカつきました。
もう一人の上役(製造会社の社長)は退社日に挨拶に行ったら休暇で不在でした。東北訛りで聞き難く、さらに話の筋がいつもよくわからない苦手な人でした。特に世話になった記憶もないので退社の挨拶はメールで済ませました。不在で良かった感がありました。やや失礼な気がしましたが、そのために他日に会社に出て来るつもりも無かったです。

会社を離れて、退職日を過ぎても事務手続きは続きました。
先ずは、健康保健証を返却して、健康保険任意継続の手続きです。いろいろ調べて見ると、定年退職の場合には国民健康保険に切り替えるとかなりの高額になるらしいです。定年の頃なら年収が高いので国保は高額になるようです。そのため、会社の健康保険に任意継続したほうが良さそうに書かれていました。実際にどちらが高額なのか分かりません。

任意継続の手続きは退職日から2週間以内らしいので、現実的に国民健康保険と比較検討する余裕はありませんでした。あらかじめ調べて於かないと比較は無理です。しかも、一度変更してしまうと戻すことはできないようです。再就職すれば自動的に社会保険に変わると思いますが。

どのみち時間がなかったので会社の方へ任意継続の手続きをしました。しかし、保険料はすごく高く感じます。今まで会社が払っていた分も上乗せになるのでびっくりします。今まで半分は会社持ちだったので約2倍になるようです。仕方ないです。任意継続は2年間だけです。その後は国民健康保険に加入になるようです。一応、任意継続の保険証は退職日から1週間くらいで届きました。安心しました。

会社で仲の良かった同僚、後輩が送別会をしてくれました。
特段のことも無く、普段の飲み会で終わりました。これから先、互いにメールくらいで、もう会うことは無いでしょう。あまりにも離れているので。送別してくれた連中が定年になったら会う機会があるかも知れません。

次に、退社して2週間くらいで離職票が届きました。離職票が届いたので、早速にハローワークへ行ってみました。何度か転職していますが、就職先が決まってからの退社だったのでハローワークへ行くのは初めてです。今回はもうすぐ引越しもあります。

家から割りと近場にあったので、どんな感じか聞いて来るだけで良いと思いました。
親父が亡くなったので、実家の都合もあり離職して帰省することになったと説明しました。相談後の結論として、雇用保険の申請は時間的に転居先でした方が良さそうとのことでした。
辞めた理由に自己都合の介護はOK、今は帰省し実家の様子を見ながら働ける、と言う感じで説明する方が良いと言ってくれました。たぶん親切心でそう言ってくれたのでしょう。その場合、給付制限が無くなるようです。少なくても1年くらいは実家の様子も見ながらゆっくりしたいと考えていました。そのため給付制限はどうでも良いのですが。あとで分かりますが、仕事する意思が無いとなれば雇用保険が出ないので、こういう言い方すると良くないみたいです。
実際に行った帰省先のハローワークでは、若い奴にイチャモンを付けられました。この件は、別の記事で記載すると思います。

最後に、退職から3週間後くらいに源泉徴収票が届きました。退職金の明細もありました。自己都合なので退職金は大幅に減りました。悲しいので、次回に年金の件と一緒に記載します。

これで一応引越し、転居前に会社からの書面類は無事届きました。バタバタとしました。源泉徴収票が届いたのは引越日の5日前でギリギリでした。これで安心して帰省できそうです。

※メモ
57才での退職前後の手続きは、定年前後の手続きに近いのかも知れません。離職票、源泉徴収票、健康保険が重要です。離職票はハローワーク、年金事務所でも使いました。ハローワークで提出する前にコピーしておくことをお勧めします。