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介護離職への道(33)介護離職へGo

介護離職へGo

現在、母親(婆さん)は元気に週2回デイサービスに通所しています。なので「介護」と言うと少し大げさかも知れません。しかし、離職する考えを決めた頃の婆さんは、記憶力、脚力、気力が酷く落ちていました。特に記憶力は前日に頼んだことも覚えてないことが多かったです。弟、叔母さんも疲れていました。

中古物件の内覧から約1週間が過ぎました。嫁さんの本心はきっとここから離れたく無いと思います。そんな嫁さんの了解を得て不動産屋さんへメールすることになりました。

不動産屋は仲介手数料を取るだけです。ややこしいのは売主が個人ってことかも知れないと思いました。会社なら売上、償却を考えれば物件の塩漬けは避けたいでしょう。そのため、値引き交渉がやり易いと思います。しかし、仲介の入った個人相手なので無理な値引きを言えば、売らないってことになるし、いろんな注文を付けて嫌がれば売らないだろうし、難しいなと思いました。築年数が新しいので割安感が元々あったので気持ち程度の値引きで収めました。ホント端数の数万円だけです。

最近はホームインスペクション(住宅診断)の実施有無を告知する必要があるらしいです。
2018年4月からだそうです。あくまで実施したかどうかを知らせる義務があるだけで住宅診断が必須ではありません。買う側からすれば住宅診断を行ってもらい、その結果を知りたいのだけども。売主からすれば粗を探られる感じで嫌だろうと思います。
結局、売主が住宅診断を付けて売価を上げるつもりが無い限りヤラナイでしょう。実施を要求すれば嫌がって売らないってなるでしょう。シロアリ検査も同じです。
仲介でなく住宅業者の中古物件販売なら住宅診断は付く、瑕疵担保責任も付くので買主は安心です。しかし、そういう物件はあまりありません。

建築確認済証(建築確認通知書)検査済証があれば違法建築ではないことになるそうです。そういえば我が家にも添付書類のファイル内にありました。仲介不動産屋からもらった資料に設計事務所名が記載された設計図面もあるので心配ないと思いましたが、高い買い物なので最低限の確認はしたいと思いました。建築確認済証、検査済証が確認できれば買取証明を作成することにしようと思いました。

このへんの悪知恵は副業的にアパート経営をやっている大学同期の友人から得ていました。電気工学科卒なのに何故か宅建を持ってたりします。

不動産屋さんといろいろなやり取りをしました。遠方で離れているので実地に再見分ができないため、写真、資料をメールで送ってもらい、嫁さんとも相談しました。決断まで約2カ月くらい掛かったと思います。

買付証明を出す期限の一週間前くらいから、もう少し安い物件に乗り換えることも考えていました。やはり離職後の収入がどうなるのかがストレスになっていました。少し良さげな物件をネットで見つけました。しかし、すごく古い築42年をリノベーションした物件です。写真では内装は綺麗になっています。今はもうあまり見かけない襖に障子、縁側もあるので興味がありました。場所もそこそこ便利です。遠方に住んでいるので内覧するには時間も費用も掛かります。物件の印象を嫁さんに聞いて見ました。「安い方でいいんじゃない」っと、簡単に返事が返って来ました。そうなのかと思い、かなり真剣に考え始めました。そうこう悩んでいると買付証明を出すかどうかの期限が迫って来ました。催促の電話が入りました。明日中に、とのことでした。嫁さんに最終確認のためどうしようかと聞いてみました。遠方の私の故郷に連れて行くので、予算内くらいなら中古物件は嫁さんの意見を最優先にするつもりでした。

「安い方でいいんじゃない」から「初めの平屋の方でいいんじゃない」に変わっていました。ちょっとあっけにとられました。築42年リノベーションの物件の外観は良いけど中身が不安、追加で少し手直しすると割高感になってしまう、とのことでした。なるほどと納得しました。確かにオール電化、エコ給湯、築年数が少ない方が良いなと思い直しました。そんなこんなで、嫁さんに後押しされて買付証明を書いてメール添付で送付しました。腹を決めて買付証明を出すことになりました。これで、はぼ介護離職をして帰省することが決定した瞬間だっと思います。ほんとに嫁さんに感謝しています。

離職後の生活を考えて悩んでいる頃に、「日本で月10万円で幸せを感じることができるか」との文言をサイトでみました。単純に無理だと思いました。税金、年金、保険・・・住むだけで高いです。借家で都会なら絶対無理だと思います。現役世代の税金が多少高くても老後、定年後に「月10万円で衣食住ができる国」ならば、幸せを感じるかも知れませんが、あり得ない話だろうと思います。

※メモ
中古物件の購入はなかなか決めにくいです。仲介の場合はなんら保証がないので。できれば保証のある業者からが良いと思いますが、物件が少ないです。建築確認済証、検査済証くらいは確認するのが良いかも知れません。現在、記事に書いた物件に住んでます。特に問題ないです。私は聞き忘れましたが、仲介業者に修繕などを頼む業者を数件くらい聞いておいた方が良いかも知れません。