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介護離職への道(25)遺族年金

年金事務所で遺族年金の手続き

遺族年金の手続きを午後一時に予約していました。年金事務所まで実家から約20km、車で40分くらい掛かります。昼飯は年金事務所の近くに、とんかつ屋があったのでそこで済ました。ありがたいことに母親を見た店員さんが入口近くの席にしてくれました。さらに、母、私、弟の3人なのに8人席の広いところに案内してくれました。役所、銀行で嫌な思いをして来たので久々に嬉しかったです。

年金事務所
担当者は女の人でした。手続きには特に問題はありませんでした。準備もしてくれていたようでスムースに終わりました。特に親切でもなく、不親切でもなく淡々と処理された感じでした。ちなみに、郵便局の渉外担当者が言っていたように、親父の年金1ケ月分が宙に浮いてました。約束した母親の郵便局口座へ振込の手続きをしました。

郵便局の渉外担当者は手続きをさせて欲しいと自宅にまで訪問に来てくれました。本来、役所もそうあるべきではないかと思いました。特に生活に係る年金事務所は。
「役所は申請主義、こちらから申請しないと何もしない。役所が自ら進んでサービスを提供することは無い」と、親父がよく言ってました。80才も超えたような高齢者に限っては郵便局のように自宅に職員が来て手続きするくらいのサービスが必要だと思いました。

全ての高齢者が「約20km、車で40分の年金事務所」に自力で行くことが可能とは思えません。それ以前に年金事務所に予約手続きすら出来ない、遺族年金があることすら知らない高齢者は実在するのではないかと思いました。「手続きしてやるから来い。申請しなければやらない」では本来受けられるはずのサービスが受けられないのではないかと思いました。

とりあえず、どうにか遺族年金の手続きが終わりました。親父の厚生年金の2/3が遺族年金になるそうです。母親の老齢基礎年金と遺族年金と足せば、どうにかギリギリの生活ができる年金額になりそうです。これで生活上の金銭面の心配はなくなり安心しました。

現在、新型コロナの関係でやっとマイナンバーカードの活用が少し進みそうです。残念ながら「マイナポイント」とか低次元な事ばかり言ってます。税金徴収のためのマイナンバーカードでは誰も欲しくはありません。マイナンバーカードの提示で自動的に遺族年金の手続きくらいできないものかと思います。銀行口座、固定資産など相続手続きの簡素化など工夫すれば活用できると思います。役所が申請主義を打破してサービス提供型になればいくらでも住民にメリットのあるアイデアが出そうですけど・・・。

※メモ
年金だけでは2000万円不足と言います。夫婦2人から一人になると生活が極端に苦しくなる高齢者人が多いのではないでしょうか?国民年金だけの夫婦から一人になると預貯金が無ければ、ほぼ生活は無理な気がします。

追記
婆さんの源泉徴収票がありました。老齢年金の分だけです。そのためびっくりするくらい収入は少ないです。何故、老齢年金分だけなのか?調べて見ると遺族年金は非課税らしいです。(2021.02.03)