稼働中

介護離職への道(24)地銀 相続依頼書2

相続依頼書2

第二地銀へ
続けて第二地銀へ行きました。たぶん第一地銀と同じだろうと予想はしていました。出て来た担当者は 男でした。少しは相談が出来るかも知れないと期待しました。祖父から親父までは商店街でお店をやっていたので相互銀行の時代から付き合いがあること、祖父が少量だが出資もしていることを説明しました。第一地銀の女行員と違い、担当者は 頑張ってくれ上役に相談をしてくれました。やはり、戸籍謄本の抜けがあるのでダメでした。第一地銀よりはかなり親切でしたが。

「全部戸籍証明が必要なのはわかるが・・・銀行はそれを取って来いと言うのか?さっき行った第一地銀は酷いもので役所のサイトで戸籍謄本の請求方法を調べて・・すべてこちらで処理しろ的な話だった。戸籍謄本の請求をする役所の送付先、必要な書類等を準備してくれた上で、この書類に必要事項を書いて役所へ送付して下さいなら、私でもできる。しかし忌引き休暇で帰って来ている状態です。ネット環境、パソコンがない場合はどうしたらいいのか?親が亡くなって気持ちも沈んでいるのに、追い打ちをかけるようなことばかりだ。この数日、市役所、銀行に行って親身にしてくれる人は一人もいない。」と愚痴を言った。

心情はよくわかってくれました。再度、上司に相談に行ってくれました。戸籍謄本の採り方を助勢しても良いか的な話だと思いました。前本籍の役所に電話、請求書類をダウンロードし・・・そのうえで送付する添付書面まで作ってくれました。窓口で必要な記入をして戸籍謄本の請求書面を作成しました。送付用、返信用の封筒も準備してくれました。後は返信封筒などに向こうの役所の住所を記載し、小為替を同封し、同封する返信用封筒に切手を貼付するだけです。郵便局へ行って送付すればよい状態まで付き合ってくれました。涙が出そうになりました。第一地銀よりはるかに、格段に親切に対応してくれました。本当に助かりました。後で分かったのですが高校の後輩でした。私の同級生がその第二地銀にいるので名前を出すと知ってました。ちなみに親父も同じ高校出でした。

郵便局
急いで郵便局に行きました。小為替、切手など支払いしました。送付書面のコピーが欲しかったのでコピー可能か聞いて見ました。可能との事でした。封筒の宛名書きなどした後、他の人にコピーを一部頼んだらNGと言われました。どうしたことかと?本当はできないけど、黙ってしてあげれば良いと言うことらしいです。周りに人がいなかったせいもあったかも知れません。大変ありがたかったです。少し年配の女職員さんでした。渉外担当の人の名前を出していたので察してくれたのかも知れません。さもなくば、またコンビニまで歩いて行ってコピーすることになります。非常に助かりました。これで戸籍謄本の件はどうにか処理できました。あとは届くのを待つだけです。
数日後、抜けていた親父の戸籍謄が届き、地銀、第二地銀、信金に手続きに行きました。これで相続依頼が完了しました。郵貯はさらに本部審査?で2週間以上かかるそうなので、後は弟にしてもらうことにしました。

喪失口座
ちなみに、信金では喪失口座がありました。約35万程度残っていました。相続依頼手続きをした信金で喪失口座が判明しました。もし、親父がネット銀行口座を持っていれば分かりません。何の移動も無い口座は10年間くらい経てば確認の書面が届くらしいので、その時に初めて分かるのでしょう。高齢化社会と言われて長いですが、全くそういう点は対応出来ていないような気がしました。
最近はさらに電子化を進めて通帳も発行しない感じになって来ています。せめて電子化した後も1年に1回くらい残高の書面通知くらい出して欲しい物です。そういったサービスのある銀行にしたいですが。

法定相続情報証明制度
最近、スーパーで「法定相続情報証明制度」なるポスターを見ました。手続きが少しは楽になるのだろうか?。法定相続情報一覧図なるものを、法務局で発行。戸除籍謄本原本の代わりになるそうです。ざっと見たところ必要な書類は同じだろうと思います。必要書面の束の代わりになるだけです。基本的に銀行に提出したものは相手がコピーして原本は戻って来ます。特にメリットを感じないです。こちらの手続き以上にむしろ行政機関の手間が減るような感じです。やや空き家対策のように思えます。土地、建物の相続登記を、そのついでに作成してくれるものだろうと思います。登記変更する場合は先に済ませば少しは楽かも知れません?銀行と法務局どっちが親切かによって楽さは変わるような気がします。

※メモ
全部戸籍証明で抜けがあると全ての自治体から取り寄せないとダメなようです。大変です。電子化した戸籍抄本などマイナンバーカードに紐づけできないものだろうか?役所の問題意識の薄い状態では進まないように思います。役所手続きにおいてマイナンバーカードの活用により抜本的簡素され便利になれば良いと思います。