介護離職への道(09)たった5日の介護休暇
たった5日の介護休暇
親父、母親の入院以降はもう会社辞めても良いか、仕方ないか、と考えることが増えました。嫁さんは会社を辞めること自体は好きにしても良いと言ってくれていました。ありがたい嫁さんです。
介護休暇・・・5日/年・・・たったこれしかない。しかも介護度の基準が厳しい。この事業所で申請した人はいないようでした。かなり気が引けます。まあ、使えるものは使わしてもらうしかない。この先、辞める可能性も高いので気にせず使おうと思いました。
まだ、誰も取得していないだろう介護休暇を申請しました。もう有給休暇も激減して残り少なくなっていたので、たった年間5日だけど助かります。やはり、この事業所で収得した人がいなかったようです。手続きがややこしくスムーズではありませんでした。申請書があっちに行って戻って・・・でした。
要件として「要介護2」以上でなければ、介護保険証のコピーだけでは申請が通りません。「要介護1」では会社指定の様式書(運動機能、認知度などのチェック表)に医者がチェック記入、さらに診断書を書いてもらう必要がありました。
これも叔母さんにお願いして主治医に書いてもらいました。会社のチェック表でも申請が通るレベルまで運動・認知機能の低下が進んでいました。さらに同封された診断書には「アルツハイマー型認知症」とありました。
もう年齢的に仕方がないのかとも思いました。薬と因果関係があるのか分からないけれど、あのうつ病?の薬さえ止めていれば、止めさせていればと悔やまれました。認知症への引き鉄になったと未だに思っています。
少ない介護休暇は、弟の希望にあわせようと思っていました。希望を聞いて見ました。私は、年末年始を考えていたのですが、年末年始よりクリスマス時期が助かるとのことでした。それに合わすことにしました。クリスマスの時期は仕事が忙しいので実家には戻れないとのことでした。実家に戻れないと不安なのかと思いました。
仕事もあり、24時間ずっと見ていられるわけがないです。いないときに何か起こっても仕方がないのです。いない時間の方が長いのです。それでも日課のようになっているので、実家に帰って来ないと気持ち悪いのでしょう。
それだけ老いが進んで、心配だと言うことかと思いました。骨折、肺炎で入院してまだ半年くらいしか経ってないのに早すぎる気がしました。
※メモ
介護休暇の制度があっても、非常に採り難い環境と言うのが実情です。介護休職になれば、もっと無理でしょう。一応、就業規則の確認だけでもしておくことをお勧めます。どの介護度なら対象になるのか確認して於いた方が良いでしょう。