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介護離職への道(08)小規模多機能施設

小規模多機能施設

「小規模多機能施設」って知っていますか?
母親の転落、骨折、入院、バタバタと介護保険の認定も受け、両親はデイサービスに通うようになりました。
少し落ち着いたようなので様子見に帰省しました。

帰って看ると想像よりかなり老いは進んでいました。
母親は尻もちをついたせいで圧迫骨折をしたそうです。次に転んで打ち所が悪いと寝たきりになる可能性もあると、弟が説明してくれました。
親父さんは、ますます呆けが進んでいました。ほとんどソファーに座って動きません。テレビも見ているのか見てないのか、うとうとしていることがさらに増えました。

今回の帰省では施設、高齢者サービス付き住宅を見に行こうかと思っていました。
しかし、両親の状態ではもう自立した生活は厳しいようです。サービス付き住宅は無理だと思いました。
デイサービス以外サービスの短期宿泊施設(ショートステイ)が無いかと叔母さんと見に行きました。
ショートステイを使えれば、弟と叔母さんの負担が少しは減ると思ったからです。
週1でも休めます。特に弟の健康が心配だったのです。

目的の施設の場所が分らずに迷っていました。とある施設が目に留まりました。最近できたようです。綺麗な施設でした。小規模多機能施設。意味不明の用語でした。現場職員の人が突然にも関わらず、少し説明と建屋内の案内をしてくれました。ちょうど祭日でケアマネージャーは休みでした。職員さんの印象はすごく良く、少なくてもショートステイとデイサービスは受けられるような感じでした。

帰省から戻って、小規模多機能施設について調べました。
デイサービス、ショートステイ、訪問介護の3つを組み合わせ、さらに地域密着型とのこと。
地域密着??。受け入れ人数制限があるので職員と顔見知りになりやすい、そんな感じ。
なんとなくわかったような・・・よく分かりません。
受けられるサービスの回数、限度、宿泊が可能な日数?デイサービスは何日まで?不明点だらけです。

厚生労働省のサイトみても携帯電話料金システムくらい複雑で分かりません。
小規模多機能施設の利用料は個別サービスの利用よりやや高めの月額固定のような感じでした。
もっとシンプルなシステム体系、料金・保険料体系にして欲しいと切に思いました。
利用限度は未だによく分かりません。

叔母さんが苦労して入れてくれた施設はディサービスだけです。同じ施設でデイサービス、ショートステイ、訪問介護が受けられる方が良いと思いました。叔母さんには悪いなと思いましたが、叔母さん、弟に連絡して施設を変更することに決めました。

施設に電話をしてサービスの概略を聞きました。
やはり小規模多機能施設は受け入れ人数が少人数制限があるそうです。今はまだ少し空きがあるらしい。あまり考える時間的な猶予はなさそうです。田舎でもなかなか施設に余裕が無くなってきている感じがあります。
即決し、早々、契約書を送付してもらうことにしました。が・・これは失敗しました。届いた書類を見るとかなりややこしく記入をミスると手続きが遅れてしまいます。
電話で体験デイサービスをお願いしていました。その日は弟も行くとのことでした。結局、その際に弟に契約を頼むことにしました。実際、県内に居る弟の名前で契約する方が無難でした。

両親の老いが少しでも改善、減速すれば良いと思いますが、あまり期待は出来そうにありません。
何故なら介護保険サービスには老化予防、改善に力点がほとんど無いからです。
それでも弟、叔母さんの負担が少しでも減れば良いと思いました。

私ができることは施設を選ぶくらいでした。
後で分かることです。小規模多機能施設を選んでいたおかげで助かります。
かなり大きな台風が来た時、親父が急に倒れた時などにショートステイさせてもらいました。
最近では、母親のディサービスの帰りに薬をもらいに個人病院に寄ってもらっているので助かっています。

※メモ
施設の利用限度は、未だない分からないです。感覚的ですが認知症はやや厚めのサービスがあるような気がします。いづれにせよ、良いケア・マネージャに当たるのが一番良いのだと思います。ケアマネとの相談しか無さそうです。