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片辺草紙(09)九九

九九・・
60才過ぎました。実は今でも上手く出来ないです。九九。
掛け算です。
小学生の頃、宿題はかなりズルをしてました。
例えば、漢字。
宿題で漢字をノートに10個?くらい書く場合。
「豊」なら「曲」ばかり先に10個書いて、そのあと「豆」を継ぎ足して書いていました。
筆順はすべて無視、文字の形になればいいという感覚です。
最近、「馬」の筆順、間違っていることに気づいて驚きました。

もっと、ひどいのは(今でもあるのかも知れませんが)
答えを書いた本を買って写してました。本屋で売ってました。
算数などの宿題は、その答えだけを写してました。
授業でだんだんわからなくなって来たので、ある時点でやめましたが・・。

未だに感心していることもあります。
宿題を全部やってから遊びに行ってたことです。
答えを写そうがズルしようが・・宿題は済ましてから日暮れまで遊ぶのです。
周りの友人は宿題を済まさないで遊びに来ていたと思います。
答えを写す私より早く宿題を終えて来れるはずがないのです。

後悔しているのは、掛け算です。
ズルの典型です。祟ってます。未だに半分しか覚えてない感じです。
いや、やっぱり覚えてないです。
「3x6」は暗記してますが・・
「6x3」は覚えてなく「3x6」に置き換えて考えてます。
したがって、計算が遅いのです。稀に間違いもあります。
小学生で身についた考え方は直らないです。ずっと半分の九九しか出てきません。

日常では特に問題ないですが・・。
そのため、後々の中学~高校~大学・・・試験などで
何度か失敗しているような気がします。暗算ミスです。

掛け算ではないのですが、強烈に覚えているは・・
大学入試問題で何故かしら √2 = 2…。
緊張しての勘違いなのか?当然、正しい答えが出るはずもなく・・撃沈。

60才も過ぎて、言うのもなんですが・・
小学生で習う「九九の掛け算」はちゃんと覚えた方が良かったと後悔してます。
「ズルはいけない」ってことです。
しかし、よく理系でやって来れたもんだ、と思ってます。