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片辺草紙(08)米糠の袋

妙なもの・・・を思い出しました。
私が通った小学校は古い木造でした。ひどいぼろの小学校でした。
もう55年くらい前になるようです。
小学校6年生くらいに、やっと一棟だけ新築で鉄筋工事が始まったように思います。
なので、6年間ずっとぼろ校舎でした。
今思えば、トイレが一番、ひどかったです。汚いとしか言いようないです。

ところで妙な物を覚えています。
「米糠の袋」あれはなんだったのか?
小さい薄めの枕くらいの「米糠の袋」です。
母親が作ったものを持って行ってました。
それで廊下や床を拭くのです。
低学年の頃だけだったように思います。

今思うには・・
たぶん磨いていたんだろうと思います。
糠油がいい感じにワックス代わりになったのでしょう。
廊下の板、部分的につるつるになって光ってました。

文明の利器。。Googleで検索してみました。
やっぱりあります。結構、出てきます。

ちょっと形は違いますが「米ぬか雑巾」
やっぱりワックスの代わりになるようです。
無垢材の床を磨くのに適しているようです。

確かに、あの校舎は無垢材・・。
現在、同じものを建てればかなり高級な校舎になるかもしれないです。

あの小学生で使った「米糠の袋」・・
調べてすっきりしました。