介護離職への道(54)遺品整理 古物屋 質屋
古物屋、質屋に行ってみました
田舎なので古物屋が無いです。
小学校時代には近所に切手・古銭のお店もありました。小遣いで切手を集めていた記憶があります。親父の遺品の中に私の切手帳がありました。緑色の表紙に当時、小学生の私が落書きした絵付きです。何の絵か見てもわかりませんでした。しかし、なぜかしら中身の切手はありませんでした。親父が何処かにまとめたのかも知れません。
古銭・・
古銭が小さな箱に入ってました。親父が子供の頃に集めたものかも知れません。片手分くらいで数多くもないです。あとは記念硬貨です。東京五輪、沖縄万博・・。100円、500円、1000円?・・あまり高価なものではないようです。保存状態もあまり良くなかったです。ヤフオクで売る手間と時間を考えました。面倒な気がしたので、銀行で現貨幣に交換してもらいました。1万円くらいあったと思います。
しかし、古銭・・江戸?明治、大正、昭和・・価値がわかりません。大阪、東京のような都会なら古物屋もたくさんあるので、実際に行って聞いて聞いてみるのですが。一応、県内の古物屋を探してみました。1件ありました。
試しに持ち込んで聞いてみました。
店主がちょうど不在でした。店員さんが言うには、基本的に切手・古銭は取り扱ってないような話でした。古銭は余程有名な物でないと価値が無いそうで、「計売り(はかりうり)」だそうです。りんご、みかんのように一山いくらです。選別するにも人件費掛かるし面倒なのでしょう。
昭和の日本切手はざっくりシート状で額面の90%くらい、単枚だと半値くらいだそうです。まあ手間暇を考えるとそれくらいになるのかも知れません。
古銭はざっと見てもらって価値のありそうなものは無さそうでした。気に入った数枚を残して計売りで引き取ってもらいました。確か缶ジュース2本分くらいでした。嫁さんと帰りの車中で飲みました。
この古物屋は「おたからや」さんです。都道府県が違うので別の「おたからや」さんですがヤフオクでも見かけます。切手、古銭は山積みで出品してます。日本の切手は総額面*万円で袋詰、記念切手は数冊をまとめて出品しているのを見かけました。しかも1円スタートです。
最終入札価格はどれくらいになるのか?見てみるとやっぱり額面の90%近く、あがって落札されているようです。古銭も同じような数冊子の1円スタートが多いようです。こちらは価値がさっぱり分かりませんがそれなりの落札額になっているようです。
金・・
金は現金、扱いだと勝手に記憶しています。
母親(婆さん)、親父の遺品で宝飾品が少しありました。造幣局?金の刻印らしきものもありました。数グラム程度しかありませんが買取してもらいに行きました。
ある買取業者の話です。店頭はきれいでお茶まで出てきました。若い綺麗な女店員が応接でした。悩みの切手なども買取があるそうで、その場合、大阪の本部?へ送付して査定するそうです。ちなみに行ったお店は「ザ・・」です。
比重を測る装置で金の鑑定をしてました。結論から言います。ひどいところでした。ボッタクリです。
金には建値があります。先に書いたように現金扱い、毎日、価値が変わる現金と言ってよいくらいです。
当時は5800円/gくらいだったと思います。現在はさらに上がって6900円/gくらいです。
なんとそのお店では買取価格が建値の50%をかなり下回っていたと記憶しています。嫁さんの記憶では1000円/gくらいです。それが正しければ20%以下であり得ない買取査定です。女の店員さんは「建値」も知らない感じでした。あまりに馬鹿げた話なので即座に断りました。金は現金扱いなので、せいぜい改鋳費用を含めた手数料を引く程度です。現金ですから。何も知らない人から建値の20%以下で買取っているようです。私の感覚では悪徳業者のレベルです。何も知らない年寄りから買っているのかも知れません。
結局、どこで買い取ってもらったか?
先の新興業者では無く、昔からあるところです。「質屋」さんです。初めて入ってみました。わりと大きな質屋さんでした。対応は跡継ぎの人か若い男性でした。
同じように金の鑑定のために比重を測りました。ちゃんと当日の金の建値を調べ、重量を掛け算し、そこから手数料を引いた買取額になります。と説明されました。
全く納得です。手数料は改鋳費用と質屋さんの儲けです。手数料は8.5%?だったか?定かには覚えていません。しかしながら、非常にリーズナブルな範囲でした。昔からある質屋さん・・信用があるから生き残っている、「ぼったくる」ようなことは無いのだと思いました。
ここでの教訓は金の買取に関して
①ネット等のCMで見かける業者だから大丈夫とは言えない。
②金の建値×重量で現在価値を調べてから買取業者に行くこと。
③テレビCMや新聞広告で見かける業者では無く、質屋さんを買取先の候補に考えてみたらどうでしょう。
です。
※メモ
金の買取は要注意です。あらかじめ建値と重量を必ず調べてから業者に査定してもらいましょう。もし、手数料が高いと思ったら迷わず断りましょう。