嫁のひと言 第30言 何も言わないのか?
何も言わないのか?
嫁さんは凝り出すと何でも一生懸命にやります。掃除、洗濯・・観葉植物、料理。
カレーはスーパーで売ってるカレーのルーは使いません。玉ねぎが飴色になるまでやってます。けっこう時間が掛かります。カレーはキーマカレーが定番です。嫁さんが喰わしてくれるまで食べた事が無かったです。美味しいです。
最近は牛すじカレーです。これも美味しいです。
前々回は上手く行ったのです。前回は牛すじ肉が悪かったのかゴムのような歯応えのある食感でした。本人も分っていたようです。不満足な感じでした。今回は満を期して作ったようです。牛すじを煮て煮汁を捨てます。数回程度を繰り返します。かなりの量がありました。1kg?くらいか。こちらもカレーのルーは使いません。何か分からない香辛料をいろいろ入れて作ります。
出来栄えは前々回を上回ったようです。自信があるようです。翌日まで寝かせるそうです。
夕食になりました。美味しいです。もう少し甘めが良いと思うのですが言えませんでした。そのまま黙々と食べていると不機嫌になって来ました。
「何故、何も言わないのか?」そう言うので、ちょっと肉が大きすぎて噛み難いと言いました。美味しいと言うだけではヤバそうなので正直に言ったつもりです。
完全に地雷を踏んでしまった瞬間です。「まだ肉が硬い」とは言えませんでした。前々回は肉が無くなるくらいトロッとしてました。すじ肉特有の感じです。前々回は大半の肉片が見えなくなったので、今回は少し加減したようです。自分でも残った肉片が大きい、硬いと思っていただろうから完全に地雷です。
本人が何となくでも自覚しているところを突くとダメです。図星ってやつです。「図星」これが地雷です。
そのあと、もう二度と牛すじカレーは作らないと怒ってました。その理由は私が何も言わなかったからだと言います。なので仕方なく正直に「まだ硬い」と言いました。あんなに頑張って煮込んだのに「硬い」・・自分でもわかっているようです。
次回はどうしたら良いのか考えているようです。「圧力鍋はないから電子レンジを使ってみたら?」と言いました。食後はその実験になりました。カレーから肉片を出して電子レンジでチン。かなり上手く行きます。次回の改善策に目途が付いたようで機嫌がやっと直りました。
次回を期待します。カレーは一生懸命に作ります。その分、言い方を誤ると完全に爆発します。やれやれです。