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介護離職への道(26)宅配弁当を契約する 見守り付き

宅配弁当

親父が亡くなって母親一人の生活になりました。今までと同じく弟が通って夜は泊まってくれるそうです。弟は朝早く夜遅いので、実際には母親とあまり話す時間はありません。それでも通ってくれるのはありがたいです。母親をもっと外に出したいけれど、要支援2では週2回のデイサービスが限度らしいです。やっぱり人と話す、係わることが無いとダメだと思っています。

本来、要支援レベルから要介護にならないように手当を講じるべきなのに、実際には有効なサービスがありません。日中に預かってくれるだけのような感じです。しかしながら、入浴してもらえるのは本当にありがたいです。

段々と老化が進行し、先々は特別養護老人ホームへに進むシステムのような感じがします。もう1日だけ、どうにか外に出せないかとケアマネと相談しました。ケアマネも同じようなジレンマを持っているようでした。もっとしてあげたいけど介護保険の枠ではできないことが多いのだろうと推察しました。社会福祉法人ではあるが商売です。

車の免許も無いし買い物にも行けません。それ以前にもう長くは歩けません。食べ物が問題です。「宅配弁当」しか無いと思いました。ケアマネに宅配弁当を相談しました。すぐ調べて連絡をくれました。今、お世話になっている小規模多機能型施設のケアマネ、職員は大変親切です。
宅配弁当は近くの生協でやってると連絡がありました。

翌日、生協の人が実家に説明に来てくれました。惣菜だけの配達食が一食500円。それなりの値段です。平日のみで土日、祭日は無いそうです。その場合は、冷凍弁当の予約があるそうです。そのほかカタログの食品~雑貨などの配達もあるそうです。カタログ、冊子が多すぎて選び辛いと思いました。

宅配弁当はすぐに契約をしました。先ず、生協に入会する必要があるそうです。会員費は千円だったと思います。宅配弁当は基本的には手渡しをするそうです。何故なら、見守りを兼ねているからだそうです。助かるサービスだと思いました。宅配弁当の写真を見た感じです。はっきり言って美味しそうにありません。減塩で薄味なので、たぶん美味しくないだろうと思います。実際に仕事に通いながらの毎食の準備は大変です。やや美味しく無くても、弟の負担が少しは減るだろうと思い契約しました。

御飯付きにすると何もしなくなる可能性があります。そのため契約は惣菜だけの宅配弁当にしました。婆さんは左手がやや不自由です。それでも御飯を炊けるように小さな炊飯器にしました。少しは何かした方が良いのです。時間を考えたり、食器も洗ったり、何かしら工夫しながらヤルと思います。

現在も宅配弁当は届けてもらっています。母親が言うには、届けに来る人が気さくな人で、対面渡しの際に少し会話するそうです。ちょっとした楽しみになっているようです。惣菜弁当は美味しくないと文句を言います。我慢してもらっています。デイサービスの昼の弁当は美味しいそうです。そのせいかデイサービスは文句を言わず行ってます。

宅配弁当の無い土日、祭日には可能な範囲で私が惣菜弁当を作ったり、弁当には上がらないようなお刺身を買って行くことにしています。イカ、タコなどの硬めを除けば、お刺身は食べ易いし、好物なので喜んでいます。しかし毎日は大変だと思います。さらに、弁当は手渡しのため訪問時に応答が無ければ連絡が来るハズです。見守りサービス付きの宅配弁当は非常に助かっています。

※メモ
毎日の食事を準備するのは大変です。被介護者が自分で食事を作れない以上、宅配弁当、冷凍弁当を考えるのも良いと思います。できるだけ負担にならない工夫の一つだと思います。希望する食べ物を、時々、持って行けば良いと思っています。