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介護離職への道(20)通夜

通夜

死亡診断書、死亡届、火葬許可書
今回の帰省は長くなります。一番、早く到着する飛行機でも羽田経由で目的地には13:00過ぎになります。飛行機の中では落ち着かないので半分は寝て半分は本を読んでいました。妙な感じです。富士山がびっくりするくらい綺麗に見えました。
到着。弟が空港まで迎えに来てくれました。早速、いろいろな経緯を聞きました。まず、死亡届を市役所に出して火葬許可書をもらう必要があるらしい。遺影用写真は弟が葬儀屋さんへ渡したそうです。
その後は葬儀屋さんと通夜~葬式の打ち合わせ、通夜は18:00~とのことでした。市役所の手続きは17:00までには終わらせないといけません。
市役所は新庁舎が完成したようです。恐ろしいほど立派な建屋です。「立派過ぎる」一般的に考えれば税金の無駄使いかも知れません。
当日は土曜日で市役所の窓口は休みでした。休日窓口に行きました。宿直室?通用口?勝手口?こんな立派な建屋なのに休日に届け出する場所は薄暗い陰気なところでした。しかもパイプ椅子に座って待機。こんなみすぼらしいところで書くのだと思いました。

葬儀屋さんの話では死亡届、死亡診断書は、他で使うことがあるのでコピーしておいた方が良いとのことでした。書き損じないように宿直?の職員に聞きながら記入をしました。コピーしたいと聞いたら「ローソンへ行ってコピーしてください」とのこと。こんな立派な建屋を作っておいて、市民が使えるレンタルコピー機すら無いのかと思いました。職員が悪いわけではありません。

仕方がないので弟とローソンに行って数枚コピーして戻りました。戻った時に提出する原紙を・・・馬鹿なことに原紙をローソンのコピー機に忘れて来ました。急いで取りに戻りました。既にコピー機にはありませんでした。アルバイトの若い女の子が察して、すぐに持って来てくれました。「妙な物を忘れてすいません。ありがとう」と謝りました。

それから、また市役所に戻ってやっと死亡届を提出しました。火葬許可書を出してもらいました。ここで一つややこしいことがありました。新聞の死亡欄に氏名を載せるかどうか?何故、役所で聞くのかと思いましたが。
私は、親父の友人は、もう少ないだろうけれど新聞見て来てもらえるならと思いました。親父の友人に連絡する術も無いので新聞には載せた方が良いと思っていました。

母親、叔母さんは載せない派。香典返しの手間が云々で反対でした。弟は載せる派。実際に香典返し処理は弟がすることになります。弟の意見次第だと思いました。弟に「香典返し、面倒だけどやるか?」って聞いたら「やる」とのこと。「じゃお前が言うように新聞に載せよう」と決めました。その旨、役所に伝えました。

ATMで葬式代を
葬儀屋さんに会う前にお金も必要です。例のロックアウトの件もありATMで下ろせるか試して見ました。普通に下ろせました。まさか土曜日のせいではないでしょう。1行の限度額ではちょっと足りないような気がして別の銀行でも下ろしました。ATMなら新聞に載るまで?しばらく?は問題も無く下ろせそうです。

そのあと葬儀屋さんとの打ち合わせに行きました。葬式の規模・・・要するに予算?、基本的に家族葬、もう来てくれる人もほとんどいないだろう。そこそこのプランでしてもらうことにしました。全く知識が無く、何も分からないです。葬儀屋さんの言うまま進むしかありませんでした。

通夜
親父の兄妹も高齢で妹3人のうち近距離で健在の1人だけが来てくれました。亡くなる数週間前に、遠方から全ての妹が見舞いに来てくれています。それで十分だと思いました。身内もこれだけ少なくなったと寂しい思いもありました。デイサービスでお世話になっていたケアマネージャ、よく送迎して来てくれていた職員さんが弔問に来てくれました。親父の場合は約半年くらいの短い期間でした。

枕経
お坊さんにお経をあげてもらったあと、親族でお寿司など軽い会食して散会としました。何を話したか全く記憶にありません。遠くからの移動で疲れているだろうと弟が親父と泊まりになりました。親父との最後の夜は弟。親父の介護をよくやってくれました。私は実家で寝ました。その夜に母親と何を話したのか全く記憶にありません。

戒名
話は反れます。葬儀屋さんにお布施の相場を聞いていました。念のため住職、お坊さんに聞くと相場の2倍くらい。叔母さんがビックリしてお坊さんに聞きに行きました。お祖母さんの戒名、院大姉に合せたそうです。叔母さんが下げれば?と言うことで院居士から居士に下げました。親父、許せ。それでも聞いていた相場に比べてかなり高額でした。葬式でのお経、卒塔婆や札板の墨書きやらを考えると、これくらいのお布施は仕方ない額かも知れません。

※メモ
死亡診断書、火葬許可書・・・何も分かりません。でも大丈夫です。ほとんど葬儀屋さんが教えてくれます。喪主になれば悲しむ間も無く手続きがあります。その方が良いかも知れません。期限は分かりませんがATMでお金は下ろせました。