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嫁のひと言 第 4言 使えない

使えない

嫁さんさんがパン教室に行きました。
叔母さんが行っているパン教室に。国道55号沿線、こちらには知り合いもいないので、誰か仲良しが出来ればと思います。

叔母さんとパン教室に行くと言い出したので思い出しました。
数年前、嫁さんは取り憑かれたようにパン焼きにハマってました。発泡スチロールとプラケースを使って、手作りの発酵器を工夫して作ったりしていました。

何度、失敗したことでしょう。
そのたびに失敗作を食べさせられていました。膨らまないパン。「ずっしり重いパンだ」って言ったら完全に切れました。「お前はヤマザキ喰ってれ!」と来ました。その方がよいと言いそうでしたが堪えました。

アップルパイのチャレンジ・・・
「バターが染み出てる感じで重い」と言ったら、また切れた。ちゃんと分量測ってやってるので、そんなはずが無いという。自分で食べた。やはり重いようです。だまりこんでメモを見ていた・・・・間違っていた模様です。

成功するまでやり続ける性格です。
良い意味です。やや限度が無いところがあります。すごく前向きで、ポジティブです。食べさせられるこちらはちょっと辛いです。米が食べたくなります。

しかし、段々と上手に焼けるようになってきました。
材料は手で捏ねるのでうるさかったです。キッチン台がやられないかと心配しました。上手く行かないと一日に数回、立続けに焼くので手がボロボロになってました。夜中の3時くらいまで付き合わされたこともありました。翌日は会社なのに。

あまりに何度もやるので時間が・・・・
せめて捏ねるくらいはと、市販の「パン焼き器」をアマゾンで買ってあげました。それなのに、当時はパン焼き器を完全に馬鹿にしてました。あんな下に穴が開くのはパンじゃないと。不細工すぎると。ちょっと間違ってます。捏ねるのに買ったんだ。

何回か使って焼きました。
時間が短縮できて、そこそこ納得できたようです。その後、何故かしらパンを焼く回数が減ってしまいました。パンを上手に焼けるようになり満足したのか?
ほとんど使わないので、「せっかく買ったパン焼き器は使えないの?」と聞いてみました。妙な答えが返ってきました。「もったいなくて使えない」と。

あれから「パン焼き器」は綺麗に梱包され押入れで眠ってます。パン焼き器を買うのが少し遅かったようです。買った時にはパン焼きブームは去っていたようでした。パン焼き、止めてしまいました。

パン教室に行くようになったので、そのうち家でも焼くことでしょう。
その時は、あのパン焼き器が活躍するかも知れません。もう型式が古くなっていますが捏ねるには問題ないでしょう。

国道55号沿線での生活も慣れて来たと思います。
また趣味のパン焼きを再開して欲しいと思ってます。「たまに」でいいですけど。「もったいなくて使えない」の意味は未だ分からないままです。